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事前に知っておこう!大学費用や奨学金について

勉強

大学費用の相場

大学の全入時代が到来し、大学進学率も6割弱になってきています。子供が希望する大学や学部に進学ためには、相応の学力を身につけることは当然ですが、合格したらその後の費用が発生します。大学費用は、入学料と授業料に大別されます。国立大学は授業料等の標準額が定められていますので、現在のところ、大学間でほとんど学費に差はありません。入学料が約30万円、これに約55万円弱の授業料がかかります。一方の私立大学は、文系、理系、医学、歯学系で大きく違いがあります。文系学部は120万円弱ですが、理学、工学系で150万円、生命科学系で500万円近くになります。実験実習も必要になりますので、施設の維持管理費用も必要になります。さらにグローバル化時代に対応できる語学力を身につけるとなれば、留学も必要となります。交流協定校などがあれば滞在費や授業料で優遇されますが、自己負担の費用もかなりあります。

勉強道具

奨学金を活用しよう

大学には行かせたいところですが、給与水準が大幅に上昇したわけでもありません。このため、保護者の収入だけでは大学費用を賄いきれず、進学させることが難しい時代になっています。そこで、奨学金制度を活用することになります。奨学金の中にも給付型のように、返済不要のものもありますが、大半は貸与型です。その中でも、無利子と有利子とがありますが、いずれにしても借金して進学することになりますので、大学で勉強する目的意識を持って、将来返済できるような職業に就くことが必要となります。給付型や無利子の奨学金を受けるためには、経済要件もありますが、学業が優秀でなければなりません。公的機関の奨学金のほかにも、出身県の財団から奨学金を受けることもできるなど、選択の可能性は一つではありません。